今年は特別な思いの東海クラシック
今年の東海クラシックは、特別な思いのこもった大会となりました。
それは、大会前の最後の出場枠をかけたマンデートーナメントに挑戦し、見事に突破したアマチュアの白石大和選手(栄徳高校3年生)が出場
したからです。

実力でプロの試合の出場権を獲得した訳ですから、それだけでも素晴らしいことなのです

本戦のキャディーは、同級生の大澤和也君。白石大和君とチームメイトであり切磋琢磨してきた仲なので、お互いのことをよく理解しているとても良いコンビでした。
私達は二人のことを小学生の頃から知っているので、その成長した姿がうれしくてたまりません

初日と2日目、富村真治プロ、 S.H.キム プロとのラウンド、
白石選手は男子プロのトーナメント初出場とは思えぬくらいの堂々としたプレーぶりで、難コース三好CCでナイスショットを連発、イーブンパー72でまとめた初日でした。
トーナメントで最も緊張するのは実は2日目なのです。
2日間のトータルによってカット
があるので、60位タイに入れなければ、決勝へ進めずプロは賞金0円です。必死でプレーするので、途中から表情が変わる選手が続出します。

その2日目、白石選手は、わずかなところでティーショットが深くて重いラフにつかまり、前半のアウトコースを+6まで大きく落とし、順位を下げてしまいました。
(カットラインは+3)

休憩をはさんで後半スタート前に「後半は3アンダーで行きます
」とニッコリして宣言




すると、本当にまるでギアチェンジしたかのようにティーショットがフェアウェーをとらえ、セカンドショットがグリーンをとらえ始めたのです。
緊張感はあるけど、キャディーと二人で実に楽しそうに会話しているのを見て、これは後半行けるんじゃないかと予感がしてきました。
そしてバーディーチャンスにつき始め、12番・15番バーディーで2打取り返し、あと一打の所で難しい上がりの3ホールを迎えました。
16番PAR3をパーでキリ抜けて、17番をバーディー
で、ついに、予選通過ラインにたどり着いたのです。(鳥肌モノでした)

最終18番、保護者関係者一同がドキドキ
している中、

ティーショットが左ラフ、そこから第2打をユーティリティでグリーン手前側に、ナイスオン、
1stパットを80cmに寄せ、慎重にラインを読み、
全員がかたずをのんで見守る中、2パット目をキッチリ沈めてパーをセーブ

後半3アンダーでラウンド















トータル+3となって見事、初出場で予選通過
を果たしました。

キャディーの大澤君「めちゃくちゃ緊張した~」といいながら充実感と安堵の表情で話していました。明日からまた2日間、大会を経験できる嬉しさがこみあげているようでした。
決勝ラウンド
大会3日目は、三好CCの深いラフと硬くて速いグリーンにてこずりながら、随所に好プレーを見せて62位タイでフィニッシュ。
最終日は雨
で非常に重いラフになり、グリーンも後半になるにつれ重くなって、前日までとは全く違うコースになって行きました。

白石大和選手は前日とは違うグリーンの対応に苦戦していましたが、ショットは抜群
でした。

高い技術力を見せ、ショットの出来は他のプロをしのぐほどでした。
悪天候でも最後まで踏ん張り、決勝進出72人中 61位タイで大会を終えました。
白石君にとってもキャディーを務めた大澤君にとっても、大きな経験と学びを得たことでしょう。
ちなみに、優勝したのは、初日、2日目に同組でラウンドしたS.H.キム選手でした。
ごく一部の人だけが知っている「白石君と同組になった選手は優勝する」というアマチュアの試合からのジンクスが、プロの試合でも続いて行くのでしょうか?!
彼は何か持っているのかな?!(笑)
今後がますます楽しみになりました

さあ、みなさんも、練習で腕を磨いてもっと楽しくゴルフをしませんか?
トヨタゴルフで待ってまーす

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